設立の歩み

About History

沿革

公益財団法人NKP福祉財団は、昭和59年(1984年)、当時の園部町長であった野中一二三氏のご尽力により、その前身である「財団法人 園部町振興公社」として設立されました。設立以来、地域社会の健全な発展と高齢者福祉の充実、青少年の健全育成などを目的に、文化・福祉・スポーツをはじめとする多様な活動を展開し、地域に根ざした公益事業の基盤を築いてまいりました。

平成14年(2002年)には、地域資源を活かした取り組みの一環として「京都るり渓温泉」と連携し、観光振興を通じた地域活性化を推進。地域の人々の暮らしを支えるだけでなく、広域から訪れる人々との交流を促進し、魅力発信の役割も担ってきました。

令和6年(2024年)、設立40周年を迎えるにあたり、さらなる公益活動の拡充をめざし「公益財団法人NKP福祉財団」へと改称。創設者である野中一二三氏の理念と歩みを深く継承しつつ、永塚則昭理事長と加藤友康理事長の二名体制による新たな法人運営と事業展開を開始いたしました。

これからは南丹市や園部町にとどまらず、日本各地で幅広い支援活動を展開し、地域社会の持続的な発展に寄与してまいります。

園部町の地域に根ざした志を礎に

野中一二三 氏
園部町振興公社
創設者

野中一二三 氏

昭和6年5月8日生 享年92歳
京都府船井郡園部町(現南丹市)生まれ

昭和六年(一九三一年)園部町に生まれた野中一 二三理事長は京都府連合青年団初代団長を経て、園部町議会議員、農業協同組合長など公職を歴任。昭和五十四年(一九七九年)四十七歳で園部町長に就任。財政再建と農村基盤整備に着手され、子宝条例、すこやか子育て医療施策、国際情報化、大学・企業誘致など地域活性化を視野に入れた国際学園都市構想の推進、家族介護事業などを実施。また、園部町振興公社、社会福祉法人 長生園、園部 町農業公社、道の駅京都新光悦村、園部町福祉シルバー人材センター、園部情報センターの設立や運営にも力を注がれ、全国町村会副会長も歴任されるなど就任以来七期二十七年の永きに亘り、町政の改革を成し遂げられました。園部町長を辞されて以降も地域振興に貢献され、天皇陛下より旭日中綬章を平成二十一年(二〇〇九年)に受章されました。